レザーリュックは、上品な見た目と機能性で、大人のきれいめスタイルからスーツスタイルまで格上げしてくれるアイテムです。しかし「重そう」「手入れが大変そう」といったイメージや、素材・価格帯の幅広さから、買って後悔しないか不安に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、後悔しないレザーリュックの選び方を7つのポイントで徹底解説します。結論として、利用シーンを明確にし、素材や重さ、A4・PC対応などの機能性を比較することが失敗しないための鍵です。レディース・メンズ別におすすめの人気商品を厳選して紹介するので、この記事を読めば、通勤にも普段使いにも最適な、あなたにぴったりの逸品が必ず見つかります。購入後の正しいお手入れ方法も網羅しているため、お気に入りを長く愛用できます。
レザーリュックが大人に選ばれる理由
リュックサックと聞くと、カジュアルで若者向けというイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし今、ビジネスシーンから休日のきれいめな装いまで、大人の男女にこそ「レザーリュック」が選ばれています。ナイロンやキャンバス地のリュックとは一線を画す、その魅力と購入前に知っておきたい注意点を詳しく解説します。
レザーリュックならではの魅力とは
なぜ多くの大人がレザーリュックに惹かれるのでしょうか。そこには、素材がレザーであるからこその特別な理由があります。
上品な見た目と高級感
レザーリュック最大の魅力は、なんといってもその上品な佇まいです。素材特有の自然な光沢やしっとりとした質感は、持つだけでコーディネート全体を格上げしてくれます。カジュアルな印象が強いリュックというアイテムも、レザー素材になるだけで一気に知的で洗練された雰囲気に変わります。そのため、スーツやジャケパンスタイルといったビジネスファッションにも違和感なく馴染み、通勤バッグとしても最適。もちろん、休日のきれいめなワンピースやシンプルなカジュアルスタイルに合わせても、ラフになりすぎず、品のある大人の装いを完成させてくれます。
経年変化(エイジング)を楽しめる
特に本革のレザーリュックは、使い込むほどに風合いが増していく「経年変化(エイジング)」を楽しめる点が大きな魅力です。新品のときにはなかった艶が生まれたり、色が深く濃くなったり、持ち主の使い方に合わせて革が柔らかく馴染んでいきます。時間と共に自分だけのオリジナルな表情に育っていく過程は、まるで革製品を育てているかのよう。大切に手入れをしながら長く愛用することで愛着が増し、単なる「モノ」以上の特別な存在になるでしょう。
耐久性が高く長く使える
革はもともと非常に丈夫な素材です。適切なお手入れをすれば、ナイロンや布製のバッグに比べて格段に長く使い続けることができます。傷がついてもそれが味わい深い表情になったり、簡単なメンテナンスで修復できたりするのもレザーならでは。初期投資は高く感じられるかもしれませんが、一つのものを大切に長く使うというサステナブルな観点からも、結果的にコストパフォーマンスに優れた選択だと言えます。
オンオフ問わず使える汎用性
レザーリュックは、その上品なデザインから活躍の場を選びません。平日はPCや書類を入れてビジネスシーンでスマートに、休日は買い物や旅行のお供としてカジュアルに。TPOに合わせてバッグを何度も使い分ける必要がなく、一つのリュックで様々なシーンに対応できる高い汎用性は、忙しい大人にとって非常に大きなメリットです。
購入前に知っておきたい注意点
多くの魅力がある一方で、レザーリュックには素材の特性上、購入前に理解しておくべき注意点も存在します。メリットとデメリットの両方を知ることで、後悔のないバッグ選びができます。
素材ならではの「重さ」
レザーは繊維が密に詰まった素材であるため、ナイロンやポリエステルといった化学繊維に比べると、どうしてもバッグ自体の重量が重くなる傾向があります。荷物が多い方や、肩への負担が気になる方は、購入前に必ず製品の重量を確認しましょう。最近では、軽量化を追求したレザーリュックも数多く登場しているため、選び方次第でこのデメリットは十分にカバーできます。
「水濡れ」への配慮が必要
特に天然の本革は水分に弱く、雨などで濡れたまま放置すると、シミや水ぶくれ、型崩れの原因になってしまいます。雨の日に使用する際は、事前に防水スプレーをかけておくなどの対策が欠かせません。もし濡れてしまった場合は、乾いた布で優しく水分を拭き取り、風通しの良い日陰で乾かすといったケアが必要です。合成皮革(フェイクレザー)の中には、耐水性に優れたものもあります。
定期的な「お手入れ」の手間
革の美しい状態を保ち、長く愛用するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。乾燥を防ぐために専用のクリームで油分を補給したり、汚れを落とすためにブラッシングをしたりといった手間がかかります。しかし、このお手入れ自体も革製品を育てる楽しみの一つと捉えることができれば、より一層リュックへの愛着が深まるでしょう。
比較的高価な「価格帯」
一般的に、本革を使用したリュックは、布製や合成皮革の製品に比べて価格が高くなります。特に有名ブランドや職人による手作りの製品は、それなりの初期投資が必要です。ただし前述の通り、その耐久性の高さから長期間使用できることを考えれば、長期的な視点で見ると決して高い買い物ではないとも言えます。予算に合わせて、まずは比較的手に取りやすい合成皮革から試してみるのも一つの方法です。
失敗しないレザーリュックの選び方 7つのポイント
レザーリュックは価格もデザインも幅広く、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、いくつかのポイントを押さえるだけで、あなたのライフスタイルにぴったりの逸品を見つけることができます。ここでは、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための、レザーリュック選びで重要な7つのポイントを詳しく解説します。
素材で選ぶ 本革と合成皮革の違い
レザーリュックの印象や使い勝手を大きく左右するのが「素材」です。主に「本革」と「合成皮革」の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自身の価値観や使い方に合った素材を選びましょう。
| 素材 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 本革 (リアルレザー) |
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| 合成皮革 (フェイクレザー) |
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革本来の風合いや変化を楽しみながら長く愛用したい方には「本革」が、一方で天候を気にせず気軽に使いたい方や、まずはレザーリュックを試してみたいという方には「合成皮革」がおすすめです。牛革や馬革といった本革の種類や、PUレザー(ポリウレタン)やPVCレザー(ポリ塩化ビニル)といった合成皮革の種類によっても特徴が異なるため、商品説明をよく確認しましょう。
利用シーンで選ぶ ビジネスかカジュアルか
レザーリュックを「いつ、どこで」使うのかを具体的にイメージすることで、選ぶべきデザインやカラーが見えてきます。主な利用シーンである「ビジネス」と「カジュアル」に分けて、最適なリュックのポイントを見ていきましょう。
ビジネスシーンで選ぶ場合
通勤や外回りなど、ビジネスシーンで使う場合は、スーツやオフィスカジュアルに馴染む「きちんと感」が重要です。装飾の少ないシンプルなデザインで、色はブラック、ネイビー、ダークブラウンといった落ち着いたカラーを選びましょう。形は書類やPCを収納しやすいスクエア型が人気です。素材は、信頼感を演出できる上質な本革か、それに近い見た目の高級感ある合成皮革が適しています。
カジュアルシーンで選ぶ場合
休日の外出や旅行などで使う場合は、ファッションの一部として楽しめるデザイン性の高さがポイントになります。服装に合わせやすいキャメルやグレージュ、コーディネートのアクセントになるボルドーやグリーンなど、色の選択肢も広がります。丸みのあるフォルムや巾着型など、少し遊び心のあるデザインも良いでしょう。きれいめな服装には上品な光沢のあるレザーを、ラフな服装にはシボ感のあるナチュラルな風合いのレザーを合わせるなど、ご自身のファッションスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
サイズと容量で選ぶ A4対応やマチ幅をチェック
見た目のデザインだけでなく、普段持ち歩く荷物がきちんと収まるかどうかも重要なチェックポイントです。特にビジネスや通学で使う場合は、以下の点を確認しましょう。
まず確認したいのが「A4対応」の表記です。A4サイズの書類やクリアファイルが折れ曲がらずにスムーズに出し入れできるかは、使い勝手に直結します。「A4対応」と書かれていても、実際はギリギリのサイズ感であることも多いため、リュックの内寸を確認するとより安心です。
次に見るべきは「マチ幅」です。お弁当箱や水筒、厚みのある化粧ポーチなどを入れたい方は、マチが10cm以上あるものを選ぶと収納に余裕が生まれます。ただし、マチが広すぎるとリュックが大きく見えすぎることもあるため、荷物量とのバランスを考えて選びましょう。
重さで選ぶ 軽いレザーリュックの目安
「レザーリュックは重い」というイメージを持つ方も少なくありません。毎日使うものだからこそ、本体の重さは非常に重要です。特に荷物が多くなりがちな方や、肩こりが気になる方は、できるだけ軽いモデルを選びましょう。
重さの目安として、本革リュックの場合は1kg前後が一般的ですが、800g以下であれば「軽量」と言えます。一方、合成皮革のリュックはもともと軽いものが多く、500g~800gが主流で、中には500gを切る超軽量モデルもあります。薄く鞣した革を使ったり、ナイロンなどの異素材と組み合わせたりすることで軽量化を図っている製品もあるため、素材表示と合わせて重量(g)の記載を必ずチェックすることをおすすめします。
機能性で選ぶ ポケットの数やPCスリーブの有無
日々の使いやすさを格段にアップさせてくれるのが、気の利いた機能の数々です。ご自身の使い方を想像しながら、必要な機能が備わっているかを確認しましょう。
- ポケットの位置と数:スマートフォンやパスケースなど、頻繁に出し入れするものは、すぐにアクセスできる外ポケット(サイドポケットやフロントポケット)があると便利です。背中側に付いている背面ポケットは、貴重品を入れるのに適しており、防犯面でも安心感があります。
- PCスリーブ:ノートパソコンやタブレットを持ち運ぶ方には、クッション材が入った専用のPCスリーブが必須です。お持ちのデバイスのインチ数(13インチ、15.6インチなど)に対応しているか、購入前に必ず確認してください。
- 自立機能:床や椅子に置いたときに、くたっと倒れずに自立するリュックは、見た目がスマートなだけでなく、中身の出し入れもしやすいため非常に便利です。
- 2WAY・3WAY仕様:リュックとしてだけでなく、ハンドルを持ってトートバッグとして使えたり、ストラップを付け替えてショルダーバッグになったりする多機能タイプも人気です。
デザインとカラーで選ぶ
機能性や素材も大切ですが、最終的に毎日使いたくなるかどうかは、デザインやカラーが自分の好みに合っているかにかかっています。長く愛用するためにも、心から「好き」と思えるものを選びましょう。
リュックの形状は、シャープで知的な印象を与える「スクエア型」、柔らかく女性らしい雰囲気の「ラウンド型」、クラシカルでおしゃれな「フラップ付き」など様々です。また、カラーは、どんな服装にもマッチする万能な「ブラック」、品があり知的な印象の「ネイビー」、温かみがあり経年変化も楽しめる「ブラウン系」、上品で洗練された「グレージュ」などが定番人気です。最初の一個としてはこれらの定番色が無難ですが、2個目以降であれば、コーディネートの差し色になるようなカラーに挑戦するのも素敵です。また、ファスナーやバックルなどの金具の色がゴールドかシルバーかによっても印象が変わるため、細部までチェックしてみましょう。
ブランドで選ぶ 人気ブランドの特徴
どのリュックにすべきか迷ったら、人気ブランドから探してみるのも一つの手です。ブランドにはそれぞれコンセプトや得意とするデザインがあるため、好みのブランドを見つけることで理想のリュックに出会いやすくなります。
例えば、日本の職人技が光る「土屋鞄製造所」や「HERZ(ヘルツ)」は、上質な本革を使い、長く使える丈夫な製品で知られています。途上国の素材や人材を活かした物作りを行う「マザーハウス」は、デザイン性と社会性を両立したバッグが人気です。カジュアルで温かみのあるデザインが豊富な「Dakota(ダコタ)」や、ビジネスシーンでも使えるスタイリッシュなモデルが多い「COACH(コーチ)」など、国内外に魅力的なブランドは数多く存在します。気になるブランドの公式サイトやSNSをチェックし、ブランドの世界観や製品へのこだわりに触れてみると、より愛着の湧く一品を選べるはずです。
【目的・男女別】おすすめの人気レザーリュック20選
ここからは、具体的な利用シーンや性別、価格帯に合わせて厳選した人気のレザーリュックを20アイテムご紹介します。ご自身のライフスタイルやファッションにぴったりの、長く愛用できる一品を見つけるための参考にしてください。デザイン性はもちろん、サイズ感や軽さ、機能性にも注目して選びました。
【レディース】きれいめファッションに合うおしゃれなレザーリュック
オフィスでのきれいめスタイルから、休日の上品なコーディネートまで幅広く活躍するレディースレザーリュック。ここでは、デザイン性と機能性を両立した、大人の女性にふさわしいアイテムを厳選しました。柔らかなフォルムや、上品な金具使いが光るモデルが人気です。
通勤にも使えるA4対応モデル
お仕事で使うなら、A4書類や13インチ程度のノートPCがしっかり収まるサイズが必須条件。きちんと感があり、ビジネスシーンでも浮かない上品なデザインのリュックを選びましょう。満員電車でも邪魔になりにくい、薄マチやすっきりしたスクエア型がおすすめです。
FURLA(フルラ)MAN GIOVE バックパック
上質なグレインレザーを使用した、ミニマルで洗練されたデザインが魅力のバックパック。A4サイズが余裕で収納でき、内外に豊富なポケットを備えているため、ビジネスツールを整理して持ち運べます。シンプルなデザインはどんな通勤スタイルにもマッチし、オンオフ問わず活躍する汎用性の高さが支持されています。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| レザー | 約31cm×40cm×13cm | 可 | 可(クッション付き) |
土屋鞄製造所 トーンオイルヌメ ソフトバックパック
アンティークな風合いのオイルヌメ革を贅沢に使用した、土屋鞄製造所のロングセラーモデル。くったりとした革の質感が、背負うだけでこなれた雰囲気を演出します。使い込むほどに色艶が深まり、自分だけの表情に育っていく経年変化が最大の魅力。A4ファイルが収納可能で、まさに「一生モノ」として長く付き合えるリュックです。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 本革(オイルヌメ革) | 約29cm×38cm×15cm | 可 | 可(13インチ程度) |
TOPKAPI(トプカピ)スコッチグレイン ネオレザー A4 リュック
本革のような見え方ながら、実はPVC(ポリ塩化ビニル)素材を使用した人気のシリーズ。傷や汚れに強く、雨の日でも気兼ねなく使えるのが嬉しいポイントです。約750gという軽量設計で、荷物が多い日でも肩への負担を軽減してくれます。きれいめなデザインと実用性を兼ね備え、通勤リュックとして絶大な支持を得ています。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 合成皮革(PVC) | 約27cm×34cm×13cm | 可 | 可(13インチ程度) |
普段使いに最適な小ぶりで軽いモデル
休日のお出かけやちょっとした外出には、軽くてコンパクトなレザーリュックが最適です。両手が空く快適さと、レザーならではの上品さを両立。小ぶりながらも長財布やスマートフォン、ポーチなど必需品がしっかり収まる収納力のあるモデルを選びましょう。
agnès b.(アニエスベー)FSAR-04 aurore バックパック
シンプルで飽きのこないデザインが人気のアニエスベーのミニリュック。上質なスプリットレザーを使用しており、傷が目立ちにくいのが特徴です。コンパクトな見た目ながら500mlのペットボトルも収納可能で、普段使いに十分な容量を確保。きれいめからカジュアルまで、幅広いファッションに合わせやすい万能アイテムです。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | 重さ | A4対応 |
|---|---|---|---|
| 牛床革(スプリットレザー) | 約22cm×26cm×10cm | 約680g | 不可 |
COACH(コーチ)ミニ コート バックパック
シグネチャー柄が有名なコーチですが、上質な無地のレザーリュックも豊富です。このモデルは、柔らかなペブルレザーを使用し、コロンとしたフォルムが可愛らしい印象。小ぶりながら内外にポケットが配置され、小物の整理がしやすい実用的な設計になっています。ショルダーストラップを調整すれば、クロスボディとしても使える2WAY仕様も魅力です。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | 重さ | A4対応 |
|---|---|---|---|
| リファインド ペブル レザー | 約19.5cm×23.5cm×9cm | 約590g | 不可 |
【メンズ】ビジネスでも使える高機能なレザーリュック
大人の男性が持つビジネスリュックは、機能性だけでなく品格も重要です。ここでは、スーツやジャケパンスタイルにも違和感なく溶け込む、スタイリッシュで高機能なレザーリュックを紹介します。PCスリーブやオーガナイザーポケットなど、現代のビジネスシーンに欠かせない機能が充実したモデルが揃っています。
スーツに合うスタイリッシュなモデル
スーツスタイルに合わせるなら、薄マチでシャープなスクエア型のレザーリュックが最適です。色は定番のブラックやネイビー、ダークブラウンがおすすめ。ナイロンとのコンビ素材ではなく、オールレザーの上質なものを選ぶと、より一層クラス感がアップします。
TUMI(トゥミ)ハリソン 「ウィリアム」バックパック
ビジネスバッグの王道ブランドTUMIの、洗練されたレザーコレクション「ハリソン」。無駄を削ぎ落としたクリーンなデザインと、豊富な収納スペースを両立しており、ビジネスマンから絶大な信頼を得ています。PC専用スペースや、スマホ、ペンなどを整理できるオーガナイザーポケットも完備。まさにエグゼクティブにふさわしい逸品です。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| レザー | 約29cm×40.5cm×9cm | 可 | 可(最大15インチ) |
Samsonite(サムソナイト)デボネア5 レザー バックパックL
スーツケースで有名なサムソナイトが手掛ける、上質な牛革を使用したビジネスリュック。傷がつきにくい加工を施したレザーと、撥水機能のあるナイロンを組み合わせ、耐久性と軽量化を実現しています。スーツケースに連結できるスマートスリーブ機能も搭載しており、出張が多いビジネスマンにとって非常に便利なモデルです。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 牛革、ナイロン | 約30cm×42cm×11cm | 可 | 可(15.6インチ対応) |
aniary(アニアリ)アンティークレザー バックパック
メイドインジャパンにこだわるaniaryの定番リュック。独自のアンティークレザーは、しなやかで軽く、最初から体に馴染むような使い心地が特徴です。ジャケットスタイルにも合う、すっきりとした縦長のフォルムが人気。メイン収納が大きく開くため、荷物の出し入れがスムーズに行えます。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 牛革(アンティークレザー) | 約28cm×42cm×14cm | 可 | 可 |
経年変化を楽しめる本革モデル
革製品の醍醐味である「エイジング(経年変化)」を存分に楽しみたい方には、植物タンニンなめしのヌメ革やオイルレザーを使ったリュックがおすすめです。使い込むほどに色艶が増し、傷さえも味わい深い思い出として刻まれます。自分だけのリュックを育てる楽しみを味わえます。
HERZ(ヘルツ)ラックスリュック
丈夫で厚みのあるラティーゴレザー(ハードレザー)を使用した、質実剛健なリュック。流行に左右されないクラシカルなデザインで、永く愛用できます。職人が一点一点手作りで仕上げており、その堅牢な作りはまさに一生モノ。最初は硬い革も、使い込むうちに柔らかく馴染み、美しい飴色へと変化していきます。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 牛革(ラティーゴ) | 約27cm×36cm×12cm | 可 | 可(13インチ程度) |
GANZO(ガンゾ)SACCHETTO4 (サケット4) リュック
日本の最高級レザーブランドとして名高いGANZOのリュック。きめ細やかで美しいカーフレザーを使用し、ミニマルながらも圧倒的な高級感を放ちます。ジャケットやコートスタイルを格上げする、エレガントな佇まいが魅力。革の経年変化を楽しみながら、ビジネスシーンでも一目置かれる存在になるでしょう。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 牛革(カーフ) | 約30cm×40cm×10cm | 可 | 可(13インチ程度) |
【価格帯別】おすすめのレザーリュック
レザーリュックは価格帯も様々。ここでは、比較的手に取りやすい3万円以下の高コスパモデルと、特別な日や自分へのご褒美に選びたい高級ブランドのモデルをそれぞれご紹介します。予算に合わせて、最適な一品を見つけてください。
3万円以下で買える高コスパなレザーリュック
「レザーリュックは欲しいけれど、予算は抑えたい」という方におすすめのカテゴリです。高品質な合成皮革やスプリットレザー(牛床革)を使用し、本革に見劣りしないデザインと実用性を実現したモデルが多数あります。初めてのレザーリュックにもぴったりです。
MURA(ムラ)スプリットレザー スクエアバックパック
牛床革の表面にポリウレタンコーティングを施したスプリットレザーを使用。本革の耐久性と、合成皮革の撥水性・手入れのしやすさを両立しています。1万円台という価格ながら、PCスリーブや多数のポケットを備え、機能性は十分。シンプルなスクエア型で、男女問わず使えます。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 牛床革(スプリットレザー) | 約28cm×40cm×9cm | 可 | 可(15インチ程度) |
Legato Largo(レガートラルゴ)かるいかばん PC収納リュック
「え、かるい!」と思わず声が出るほどの軽さがコンセプトの人気シリーズ。フェイクレザーでありながら、シボ感のある上品な風合いで高見えします。PC収納ポケットやキャリーオン機能も付いており、通勤・通学に最適。豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | 重さ | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 合成皮革(ポリウレタン) | 約27cm×38cm×10cm | 約630g | 可(13インチ程度) |
VitaFelice(ヴィータフェリーチェ)本牛革2wayリュックサック
くたっとした質感が魅力の、本牛革を使用したリュック。リュックとしてはもちろん、ショルダーベルトの付け方を変えればワンショルダーバッグとしても使える2way仕様です。本革を使用しながらも手頃な価格帯で、コストパフォーマンスに優れています。カジュアルなスタイルに合わせやすいデザインです。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 本革(牛革) | 約32cm×33cm×15cm | 可 | 不可 |
長く愛用したい高級ブランドのレザーリュック
ステータス性、デザイン性、最高品質の素材。すべてを兼ね備えたラグジュアリーブランドのレザーリュックは、持つだけで気分を高めてくれる特別なアイテムです。いつものコーディネートを格上げし、周囲と差をつける存在感を放ちます。
LOEWE(ロエベ)ゴヤ バックパック
スペイン王室御用達ブランド、ロエベのアイコンバッグ「ゴヤ」のバックパック。最高級のシルクカーフスキンを使用し、その滑らかな手触りと美しい光沢は格別です。アナグラムのエンボス加工がさりげなく施された、ミニマルで知的なデザインは、まさに大人のためのリュクスな逸品と言えるでしょう。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| シルクカーフスキン | 約30cm×40cm×11cm | 可 | 可 |
PRADA(プラダ)Re-Nylon xサフィアーノレザー バックパック
プラダを象徴する2つの素材、再生ナイロン「Re-Nylon」と、独特の型押しが施された「サフィアーノ」レザーを組み合わせたバックパック。軽量で耐久性の高いナイロンと、高級感を演出するレザーのコンビネーションが絶妙です。トライアングルロゴがアクセントとなり、スポーティーかつエレガントな印象を与えます。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| 再生ナイロン、牛革 | 約27cm×45cm×17cm | 可 | 可 |
Saint Laurent(サンローラン)シティ バックパック
シンプルながらもエッジの効いたデザインが魅力のサンローランの定番バックパック。上質なラムスキンやカーフスキンを使用し、フロントに「SAINT LAURENT」のロゴが箔押しされています。どんなスタイルにも馴染む普遍的なデザインで、タイムレスに愛用できるのが最大の魅力。背負うだけでモードな雰囲気を纏えます。
| 素材 | サイズ(W×H×D) | A4対応 | PC収納 |
|---|---|---|---|
| レザー | 約31cm×41cm×22cm | 可 | 可 |
レザーリュックを長持ちさせるお手入れ方法
上質なレザーリュックは、適切なお手入れをすることで、その美しさを長く保ち、味わい深い経年変化を楽しむことができます。ここでは、購入したその日から実践できるケア方法から、日々のメンテナンス、そして万が一のトラブル対処法まで、具体的な手順を詳しく解説します。
購入後にすぐ実践したいこと
新しいレザーリュックを手に入れたら、使い始める前にひと手間加えることが非常に重要です。この最初のケアが、水濡れによるシミや日常の汚れからリュックを守り、美しい状態を長く維持するための鍵となります。
まず、最も大切なのが「防水スプレー」をかけることです。レザーは水分に弱く、雨に濡れるとシミや型崩れの原因になります。防水スプレーは、革の表面に見えない保護膜を作り、水分だけでなくホコリや汚れが付着するのも防いでくれます。
【防水スプレーのかけ方】
- リュックから30cmほど離れた場所から、全体に均一にスプレーします。
- 一度に大量に吹きかけるのではなく、薄くまんべんなく行き渡らせるのがコツです。
- スプレー後は、風通しの良い日陰で30分以上しっかりと乾燥させます。
- 完全に乾いたら、柔らかい布で軽く乾拭きして仕上げます。
この作業を最初に行うだけで、急な雨にも慌てず対応でき、日々の汚れも付きにくくなるため、ぜひ実践してください。コロニル社の「1909 シュプリームプロテクトスプレー」などは、多くのレザー製品に対応しており人気があります。
日々の簡単なお手入れと保管方法
レザーリュックを毎日美しい状態で使うためには、日々の簡単なお手入れと正しい保管方法が欠かせません。習慣にすることで、革の乾燥や型崩れを防ぎ、寿命を格段に延ばすことができます。
デイリーケア:帰宅後のブラッシング
一日の終わりには、馬毛などの柔らかいブラシでリュック全体のホコリを優しく払い落としましょう。特に、縫い目や金具の周りはホコリが溜まりやすい部分です。この簡単な習慣が、汚れの固着を防ぎ、革の呼吸を助けます。
定期的なケア:保湿と栄養補給
革も人間の肌と同じように、乾燥するとひび割れなどの原因になります。1〜2ヶ月に一度を目安に、レザー用のクリームで保湿と栄養補給を行いましょう。
- まず、ブラッシングでホコリを落とします。汚れが目立つ場合は、革用のクリーナーを布に少量取り、優しく拭き取ります。
- 次に、デリケートクリームやレザークリームを乾いた布に少量(米粒2〜3粒程度)取ります。
- クリームを布によく馴染ませてから、円を描くように薄く均一に塗り広げていきます。
- 5〜10分ほど置き、クリームの成分を革に浸透させます。
- 最後に、何も付いていない柔らかい布で余分なクリームを拭き取り、優しく磨き上げれば完了です。M.モゥブレィの「デリケートクリーム」は、初心者でも扱いやすくおすすめです。
正しい保管方法
リュックを使わない時の保管方法も、型崩れやカビを防ぐ上で非常に重要です。
- 中身を空にする:重いものを入れたままにすると、型崩れやストラップへの負担の原因になります。
- 詰め物をする:丸めた新聞紙やタオルを中に詰め、リュックの形を整えて保管します。
- 立てて保管する:寝かせずに、底面を地につけて立てて保管するのが理想です。
- 不織布の袋に入れる:購入時に付属している保存袋(不織布)に入れましょう。通気性の悪いビニール袋は、湿気がこもりカビの原因になるため絶対に使用しないでください。
- 風通しの良い場所で:クローゼットにしまう場合でも、湿気が溜まりにくい風通しの良い場所を選びましょう。
| 頻度 | お手入れ内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 毎日(使用後) | 柔らかいブラシでのブラッシング | ホコリや軽い汚れの除去 |
| 1〜2ヶ月に1回 | レザークリームでの保湿・栄養補給 | 乾燥、ひび割れの防止、ツヤ出し |
| 2〜3ヶ月に1回 | 防水スプレーの再塗布 | 防水・防汚効果の維持 |
雨に濡れた時の対処法
防水スプレーをしていても、強い雨に降られてレザーリュックが濡れてしまうこともあります。そんな時、慌てて間違った対処をすると、シミや硬化を悪化させてしまうため、正しい手順でケアすることが大切です。
まず、絶対にやってはいけないのは、ドライヤーの熱風を当てたり、ストーブの前に置いたりして急激に乾かすことです。熱によって革の油分が失われ、硬化やひび割れ、変形の原因となります。
【正しい対処手順】
- すぐに水分を拭き取る:乾いた柔らかいタオルや布を使い、こするのではなく、優しくポンポンと叩くように押さえて水分を吸い取ります。
- 形を整える:リュックの中に丸めた新聞紙やタオルを詰め、型崩れを防ぎながら全体の形を整えます。
- 陰干しで自然乾燥させる:直射日光の当たらない、風通しの良い場所でじっくりと自然乾燥させます。これが最も重要なポイントです。
- 油分を補給する:完全に乾いたら、革が硬くなっていることがあります。デリケートクリームなどの保湿クリームを薄く塗り込み、失われた油分を補給してあげましょう。
雨染みができてしまった場合でも、この手順でケアすることで目立たなくできる可能性があります。濡れてしまった時こそ、焦らず丁寧に対応することが、レザーリュックを長く愛用するための秘訣です。
まとめ
この記事では、大人の装いを格上げするレザーリュックの選び方から、利用シーン別のおすすめ商品、長く愛用するためのお手入れ方法まで網羅的に解説しました。レザーリュックが持つ上品な質感と高い耐久性は、ビジネスシーンから普段使いまで、あらゆる場面で活躍する大人のためのアイテムであることの理由です。
失敗しないためには、本革か合成皮革かという「素材」、A4対応やPCスリーブの有無といった「サイズ・機能性」、そして「利用シーン」など、7つのポイントを基準に自分のライフスタイルに合うものを選ぶことが何よりも重要です。これにより、購入後のミスマッチを防ぎ、満足のいく逸品に出会うことができます。
購入後は、日々のお手入れを習慣にすることで、革本来の美しい風合いを保ちながら、経年変化を楽しみ、自分だけの特別なアイテムとして育てていくことが可能です。ぜひ本記事を参考に、あなたの日常をより豊かにする最高のレザーリュックを見つけてください。